ろくでもないノートに違いない(´・ω・`)
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学校の飲み会の帰り道、倒れた酔っ払いのおじいさんと出会った。
酔っ払いのおじいさんに声をかけたけれど、大丈夫大丈夫と言うばかり。
仕方ないと諦めて、帰っていくクラスメイトたち。
だけど、本当に見捨てていいのだろうか?
おじいさんは横断歩道の前で酔いつぶれていて、一歩間違えれば車に轢かれそうだ。
おじいさんを見ていた俺に、友人は言う。
「やっぱり心配?」
「ま、ね・・・」
だけど、どうすればいい?
俺に何が出来る?
答えを出せぬまま、俺の足は止まらない。
無関心な人達と同じよう、帰路へと向かう。
・・・本当にそれでいいのだろうか?
“その人”は言った。
「――これで帰ろうという人達の気が知れないね。
これを見捨てるような人間が、療法士の学校に通っているなんて信じられない。」
その声で、俺の足は止まった。
・・・簡単に言ってくれる。
俺は“その人”に皮肉で返す。
「言うだけなら誰にでもできますよ。行動しなければ、彼らと一緒です。」
彼女を挑発する言葉。
だけどそれは、俺の望みであり、期待でもあって・・・
「それじゃ私は交番行ってくる。こっちだっけ?」
案の定、その人は動いてくれた。
期待のままに。
残った友人を連れて、交番へと向かう。
・・・って、みんなで行ってどうする;
「それじゃ、俺はおじいさん見てます。」
「うん、よろしく~♪」
軽い返事。
凄い人だと思う。
その人は尊敬するほど素晴らしい人格者というわけではない。
俺個人からすれば気に入らないところもある。
ただ・・・
こういう時、先陣をきって行動できるところは凄いと思う。
俺と一緒に足を止めて、・・・だけど行動したのは彼女が先で。
それは早いか遅いかの順番ではなく、もっと決定的な差。
その人は俺がいなくても行動しただろう。
だけど・・・
―――だけど俺は、彼女がいなくても行動できただろうか?
自問しながらも、みんなと一緒に帰って行ったであろう弱い自分が目に浮かぶようだ。
ちくしょう・・・・くやしいな・・・・
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